柏市 築20年の賃貸マンション 原状回復施工例
新築時から防音フローリングが施工されているマンションです。
フローリング表面の単板が傷み、このままでは募集をかけられないが、収支を考えると総貼替は厳しい…というご相談でした。
通常のフローリングが傷んだ場合、予算を抑えるためにサンゲツや東リの「フロアータイル」を施工するのが主流になっています。
しかし防音フローリングにフロアータイルを施工しますと、歩行を繰り返すうちに必ずボンドがはがれてしまうため、メーカー側は「防音フローリングには施工不可」としています。
防音フローリングの上からのフロアータイル施工で弊社で採用しているのは、株式会社ナガタ エコクラテツフロア ▶ です。
メーカー側は、防音フローリングの上からの施工は、△としています。
「フロアータイル」と荷姿は同じです。
3.15㎡/1梱包ですが、厚みがある分重いです。
仕上がりも、フロアータイルとほぼ変わりません。(写真;DSS802)
定番のWOOD柄が12色、アンティーク調の木目(新柄、廃盤あり)もあります。
【裏面】
特殊なすべり止め加工がされており、基本は置敷き施工です。ただ、すべり止め加工した面同士がしっかりとくっついているので、引きはがす必要があります。
【切断面】
ガラス不繊布が入っているので、寸法安定性に優れています。
施工方法は、サンゲツ、東リのフロアタイルと同じです。
唯一の違いは、ボンド接着が不要という点で、めくれ易い箇所にのみピールアップボンドを施工します。
ドア下の見切り材(沓摺)はカットしてフラットに仕上げました。
4.5ミリ厚ですので、ドアに干渉する場合は、アンダーカットします。
*一般的なフロアタイルは、2.5~3.0ミリ厚。
【エコクラテツフロアの施工イメージ】
施工後に歩行しますと、タイルの継ぎ目が少し浮き上がる感じはありますが、すぐに元に戻ります。
防音フローリングを総貼替するだけの予算がかけられない場合の一つの選択肢になります。