原状回復工事とは・・・

原状=入居開始時点での物件の状態(クロス、フローリング、CF、建具、照明など)

回復現状(退室時の状態)が、原状と異なっている箇所について修復(貼替、リペア、交換、修理)すること

入居者とのトラブルが散見される「原状回復工事の費用負担」については、国土交通省

「原状回復をめぐるトラブルとガイドライン」について をご参照ください。

賃貸リフォームの「一番ベースとなるのが原状回復工事」です。
つまり、物件の状態(程度)を、前回募集をかけた時と同レベルに”回復”する工事になります。ただし、

「原状回復工事だけで次の入居が決まるかどうか」

この判断がとても大切です。その理由は・・・

築年数が経過してくる
他物件との競争力が下がってはいないか
今の賃料を維持するのが難しくないか

近隣の賃貸市場の変化
新築の賃貸物件が増えてはいないか
同じような条件(間取、設備など)の物件に埋もれてしまわないか

標準化しつつある設備の進歩
安全面での設備と入居時の費用負担を抑える設備は必要か
新築物件で標準化しているプラスαの快適設備はどうか

つまり、築年数が古くなってきたとき、
賃料を維持しながら入居が決まる部屋
   と
賃料を下げれば入居が決まる部屋
   そして
賃料を下げてもなかなか決まらない部屋
   に分かれてきます。

ぜひ「何を最優先なさるか」をお教えください。たとえば・・・

「早く次の入居を決めたい」
「あまりお金をかけずに入居を決めたい」
「数年後も物件の競争力(入居率)を維持したい」
「毎回の退室時の原状回復費用を抑えたい」
「賃料を少しでも上げたい(維持したい)」
「今後も長く物件を所有し続ける予定」
「建て替え、売却、贈与などの可能性がある」

机上のデータだけではなく、現場職人ならではのご提案 ができれば幸いです。

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